韓国では1948年7月17日に憲法が初めて公布され、この日を制憲節として祝っています。
国会ではこの日、制憲節の記念式典が開かれ、国会議長や議員、外交使節など、1700人余りが出席しました。
丁世均(チョン・セギュン)国会議長はあいさつで、「制憲節は憲法の価値と意義を顧みる日だ」としたうえで、「大統領弾劾という事態を克服できたのは、国民の代議機関である国会や政界が力を合わせ、国民の要求に応えた結果だ」だと述べました。
また、憲法改正について、「検討の対象ではなく、国民の要求であり、政界の義務だ」として、憲法改正に前向きな姿勢を示しました。
憲法改正の方向については、「国民のための憲法改正」「未来に向けた憲法改正」「開かれた憲法改正」の3原則を提示しました。
記念式典が終わったあと、国会では憲法改正についての討論会が開かれました。
一方、国会の憲法改正特別委員会は、憲法改正に向けて、国民のコンセンサスを得るために、本格的に国民の意見を聞くことにしています。