15日から16日にかけて300ミリを超える大雨が降った中部の忠清北道(チュンチョンブクド)で、これまでに6人が死亡し、1人が行方不明になっています。
忠清北道では、土砂に埋もれたり、急流に流されるなどして4人が死亡したほか、50代の作業員が大雨で破損した道路の補修作業中に心筋梗塞で死亡し、住民1人が修理中の屋根から落ちて死亡するなど、これまでに6人が死亡、1人が行方不明になっています。
また、床上浸水した住宅は780棟、被災者は440人余りとなっていて、このうち240人はまだ自宅に帰れない状態です。
自治体や大韓赤十字社、軍部隊などが救援物資を届けるなど、支援に当たっています。
また、大雨で地盤が緩み、落石や土砂の流出が続いており、17日夜には、永同郡(ヨンドングン)永同邑(ヨンドンウプ)付近の国道4号線で落石が発生し、車が通行止めになっています。
忠清北道は、今回の大雨による被害の復旧には311億ウォンがかかるとみています。
被害がますます拡大していることから、最終的な被害規模はその2倍以上になるともみられています。