韓国国内の輸入ビール市場でことしも、日本産のビールが、トップの座を守りました。
大型スーパーの「ロッテマート」がことし1月1日から今月16日まで、輸入ビールの売上を集計して18日、発表したところによりますと、輸入ビール全体に占めるアジア産のビールの売上は、33.7%で、3年連続で増加しました。
なかでも日本産ビールと中国産ビールの増加が目立ち、日本産ビールは、22.2%で、輸入ビール市場で売上トップの座を守りました。
日本産のビールは、2011年から2013年まで1位となっていましたが、2014年と2015年にドイツにトップの座を明け渡しました。しかし、去年再び1位を取り戻しています。
これは、アサヒ、キリン、サントリー、サッポロの4大メーカの取り扱い品目が増えたほか、季節限定のビールなどが人気を集めたためとみられます。
また中国産のビールも、「青島ビール」の人気に支えられ、2015年に6.0%、去年7.1%、ことし7.5%と増え続けています。
一方、ヨーロッパ産のビールは、2015年に60.7%、2016年に58.7%、2017年に58.2%と減少が続いています。
ドイツ産のビールは、2014年をピークに売上が減少に転じ、去年から日本に押されて2位となっています。
ロッテマートでは、輸入ビールの売上がことし、全体の51.1%となり、これまでで初めて韓国産ビールの売上を上回りました。