韓国の大手自動車メーカー、現代（ヒョンデ）自動車が中国の重慶市に建設した中国で5番目となる工場が、来月から稼働を始めます。
それを前に、現代自動車の中国合弁会社、北京現代は、19日、重慶工場で記念式典を開きました。
式に出席した現代自動車の鄭義宣（チョン・ウィソン）副会長は、「中国政府の一帯一路戦略のもと、未来の成長エンジンとして浮上している重慶市に建設したこの工場は、環境にやさしいスマート工場である」と紹介し、中国の消費者のための高品質新車を生産する予定だと述べました。現代自動車はこの工場を中国の内陸地方とSUV市場に進出するための拠点にしていく計画です。
ことし8月末に完工する予定の重慶工場は30万台を生産することができる総合工場であり、本格的に稼働が始まれば、現代自動車の中国での生産台数は計165万台に達するものとみられています。