ドイツの大手自動車メーカー、ダイムラーが、18日に、ヨーロッパで販売したディーゼル車のリコールを行うと発表しましたが、韓国でも同じ措置を取ることになりました。
メルセデス・ベンツ・コリアが20日発表しました。
関係者は、これについて「お客様の満足度向上や排ガス低減のための自主的な取り組みだ。韓国でもヨーロッパと同様のサービスで対応する。詳しい内容やプロセスは、本社や当局と話し合いながら進める」と説明しています。
ダイムラーは、排ガス規制逃れのために不正なソフトウェアを搭載していた疑いが持たれていて、ドイツの検察が捜査を行っています。
ベンツ・コリアは、韓国でもヨーロッパと同様、排ガス低減措置にかかわるソフトウェアを無料でアップデートすることにしています。
最新の排ガス規制の「ユーロ6」と一世代前の「ユーロ5」に対応したディーゼル車のほぼ全てが対象になりますが、韓国の場合、11万台以上が対象となります。
韓国政府も、排ガス操作疑惑について操作に乗り出しました。
調査の結果、不正な操作があったと判明すれば、法律違反で課徴金が科されますが、最近関連法の改定により課徴金の上限額が上がったため、フォルクスワーゲンが排気ガス不正で課徴金の支払いを命じられたときより1車種当たりの課徴金上限額が最大50倍まで上がる可能性があります。当時の上限額は10億ウォン(およそ 9982万円)でした。