韓国では、スマートフォンなどを使ってネットで買い物をする人が大幅に増え、ネットショッピングでの販売額は、全体の19％であることがわかりました。
統計庁が21日にまとめたところによりますと、小売販売額全体に占めるネットショッピングの割合は、ことし1月から3月までの第1四半期に19％となり、統計を取り始めた2010年以来、最も高くなっています。
小売販売額全体に占めるネットショッピングの割合は、2010年第1四半期には8.2％でしたが、小売販売全体が伸び悩むなかで、ネットショッピングが急速に増え、ネットでの小売販売額は2桁の成長率を維持しています。
特に、最近では、スマートフォンを使った決済システムが発達し、若者を中心にモバイルショッピングをする人が急速に増えていて、ネットショッピングのうちモバイルショッピングが占める割合はことし3月に59％に達し、これまでで最も高くなっています。
統計庁の関係者は、「スマートフォンの普及でモバイルショッピングが成長し、企業側もモバイル販売に力を入れている」と説明しています。
ことし第1四半期の全体の小売販売額は、前年の同じ期間に比べて4.7％増えているのに対し、ネットショッピング取引額は19.6％も増えています。