日本を訪れている韓国の超党派国会議員の組織、韓日議員連盟のメンバーが、21日午後、安倍首相を表敬訪問し、両国の懸案について会談しました。
韓日議員連盟会長で、与党「ともに民主党」の姜昌一(カン・チャンイル)議員ら国会議員9人は、20日から3日間の日程で、文在寅(ムン・ジェイン)新政権発足後初めて日本を訪れており、自民党の茂木政調会長や公明党の山口代表、民進党の蓮舫代表らと相次いで会談しています。
21日の首相官邸での会談で、安倍首相は「日韓両国は北東アジアの平和と安定に大きな責任を負っている。文在寅大統領と手を携えて地域の平和と繁栄に力を尽くしたい」と述べ、韓日両国が協力して挑発を続ける北韓への圧力を強めるべきだと述べました。
また、新しい韓日関係のためにはすべてのレベルでの交流が重要だとして、両国の首脳が相互訪問するシャトル外交だけでなく、「国民を代表する議員間の交流も重要だ」と強調し、議員間の交流が深まることに期待を示しました。
これに対して姜昌一会長らは両国の交流促進に共感を示すとともに、未来志向の韓日関係に向けて早期にシャトル外交を復活させ、安全保障で深い対話を重ねていくことに意欲を示しました。