旧日本軍の慰安婦被害者だった金君子さんが23日、ソウル郊外の慰安婦被害者の施設で老衰のため死去しました。
91歳でした。
慰安婦被害者施設の関係者によると、金さんは10代で中国吉林省琿春の旧日本軍慰安所に連れて行かれたということです。
金さんは生前、2015年末の慰安婦問題をめぐる韓日合意について、被害者の声を聞き入れていないと批判していました。
金さんが死亡したことで、旧日本軍慰安婦被害者の生存者は37人になりました。
金さんの死亡を受けて、女性家族部の鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)長官は声明を発表し、「すべての被害者の名誉と尊厳の回復に向けて、記念事業を推進するとともに、慰安婦被害者の生活支援に最善を尽くす」と強調しました。