2014年に韓国南西部の珍島(チンド)沖で沈没し、今年4月はじめに引き上げられ、現在行方不明者の捜索が進められている旅客船「セウォル号」の貨物室で、人のものとみられる骨が見つかりました。
セウォル号の船内捜索に当たっている現場収拾本部によりますと、24日午後、船尾2階の貨物室で人のものとみられる骨1点が見つかったということです。
貨物室で骨が見つかったのは初めてです。
セウォル号現場収拾本部は、骨を国立科学捜査研究院に送り、身元を確認するための作業を行う方針です。
セウォル号現場収拾本部は先月20日に終わった第1次捜索に続いて、7月はじめから第2次捜索として、貨物室に積もっている泥を洗い流し、積まれていた車を取り出す作業を進めています。
第1次捜索で、遺骨が発見され、身元が確認できたのは、船内で、女子高校生2人と一般人の女性1人、そして、セウォル号の沈没海域の海底の捜索で、高校教師1人の合わせて4人で、まだ5人が行方不明のままです。