韓国の金東兗(キム・ドンヨン)経済副総理兼企画財政部長官は24日、韓国を訪れているヨーロッパ復興開発銀行(EBRD)のスマ・チャクラバルティ総裁と会談し、気候変動への取り組みについて話し合いました。
会談で金副総理は、ヨーロッパ復興開発銀行は、緑の気候基金(GCF)など、ほかの国際機関と協力して、気候変動への取り組みをリードしているとして、韓国もそれに歩調を合わせると述べました。
具体的には、韓国政府は毎年供与しているおよそ400万ドルの信託基金を、金融包摂(Financial Inclusion)やグリーン経済への転換など、ヨーロッパ復興開発銀行の重点推進戦略を支援するのに投じるとしました。
また双方は、韓国企業や金融機関が参加する協力事業を発掘するため、韓国国内に事務所を置くことで合意しました。
ヨーロッパ復興開発銀行は、28年前のベルリンの壁の崩壊後、旧ソビエトや東ヨーロッパの国々などが市場経済に移行するのを支援するため、1991年に設立された国際的な開発金融機関で、韓国も加盟しています。