ことしの税収が、過去最多の340兆ウォンに達する見通しです。
政府の推計によりますと、国税と地方税を合わせたことしの税収は、337兆ウォンと去年よりおよそ20兆ウォン増え、過去最多となる見通しだということです。
ことしの税収の内訳をみますと、国税収入は、去年に比べて6%以上上昇した257兆ウォンに達すると予想されており、去年75兆5000億ウォン規模だった地方税収入も、ことしは80兆ウォンに上るとされています。
税収が増加した原因としては、たばこ税引き上げの影響でタバコの消費税が急増したことに加え、不動産市場の活況により不動産取得税、登録税などが増えたことなどが挙げられています。
また、国民所得のうち、国税と地方税収入の合計が占める割合を表す租税負担率も19.7%になるとされており、過去最多だった2007年の19.6%を上回ると予想されています。
政府は、超高所得層と超大企業を対象にした増税を考えていると公式に発表しており、租税負担率はさらに上昇し、来年には20%台に突入する可能性もあるとみられています。