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政治

元大統領秘書室長らに実刑判決 「ブラックリスト」作成で

Write: 2017-07-28 10:40:24Update: 2017-07-28 16:58:12

元大統領秘書室長らに実刑判決 「ブラックリスト」作成で

朴槿恵(パク・クネ)前政権を批判的とみなす芸能人や文化人らを掲載した「ブラックリスト」を作成し、支援対象から外すなど圧力を加えたとして職権乱用や強要などの罪に問われた、朴前大統領の最側近で元大統領秘書室長の金淇春(キム・ギチュン)被告らの判決公判が27日、ソウル中央地方裁判所で開かれ、金被告に懲役3年の実刑判決が言い渡されました。
また、同じくブラックリストづくりなどに関わった罪に問われた元文化体育観光部長官の金鍾徳(キム・ジョンドク)被告には懲役2年の実刑判決が、前文化体育観光部長官の趙允旋(チョ・ユンソン)被告には懲役1年、執行猶予2年の判決がそれぞれ言い渡されました。
金被告らは、韓国文化芸術委員会、映画振興委員会、韓国出版文化産業振興院などに対し、朴政権と見解が異なる芸術家や団体に補助金が支給されないよう強要した罪などに問われていました。
裁判所は、金淇春被告らがブラックリストの作成を指示し、ブラックリストに載っている人たちを支援対象から外すなど圧力を加えた行為は職権乱用に該当すると判断しました。特に、金淇春被告については、大統領に最も近く、誰よりも法を守り、適法な手続きを順守する任務があるにもかかわらず、トップの地位で排除を指示したと批判しました。
一方、趙允旋被告はブラックリスト作りに関しては無罪になりましたが、国会でブラックリストの存在を知らないとうその証言をした偽証罪については有罪となりました。
このほか、元青瓦台文化体育秘書官など関係者3人がそれぞれ懲役1年6か月~2年の実刑判決または執行猶予つきの有罪判決を言い渡されました。
ブラックリストづくりなどに関わった罪で起訴された7人のうち6人が有罪となり、共謀したとして起訴された朴槿恵前大統領の公判にどのような影響を与えるのか注目されます。

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