韓国の人ゲノム研究はアメリカの7-80%水準
Write: 2003-04-15 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
ヒトゲノム=人間の遺伝情報が、アメリカや日本など6カ国が参加した共同研究で完全に解読され、体質や病気にかかわる人間の遺伝子はおよそ3万2000個あることが分かりましたが、この国際プロジェクトに参加できなかった韓国のヒトゲノムの研究は、アメリカを100%とした場合、70%から80%のレベルではないかと科学技術部ではみています。韓国は、2000年初めに、科学技術部に「人の遺伝体機能研究事業団」を発足させ、遺伝子の研究を始めました。そしてこの3年間に、およそ2万個の遺伝子を独自に発見し、アメリカの国立がん研究所が発見した1万個の遺伝子と交換する成果をあげました。また、遺伝子の詳しい機能を超高速で解明するDNAチップの技術を利用して、胃がんや肝臓がんの患者のがん組織と正常な組織を比較区別する方法で、がん組織に現れる遺伝子1000種類を発見することにも成功しました。しかし、韓国の遺伝子研究事業を活性化させるためには、生物情報学関連技術の進展や専門家の育成、研究成果を商業化する努力、さらに国際共同プロジェクトへの積極的な参加などが課題であるといわれています。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-07-16
ソウル・暮らしのおと
2025-07-18
韓国WHO‘SWHO
2025-07-07