ことし上半期に韓国を訪れた外国人観光客は大幅に減少し、日本を訪れた外国人観光客のおよそ半分にも及ばないことがわかりました。
韓国観光公社と日本観光庁の統計によりますと、ことし1月から6月まで、韓国を訪れた外国人観光客は、675万2000人あまりで、去年の同じ期間より16.7%減っています。
一方、同じ期間中、日本を訪れた外国人観光客は、去年より17.4%増えて、およそ1375万7300人に達しています。
韓国を訪れる外国人観光客が急減しているのは、中国政府がアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に反発し、韓国への団体旅行を全面禁止するなどの報復措置を取っていることが大きく影響しています。
また、北韓による挑発などのため、ことし4月から日本人観光客の訪韓も減っています。
一方、ことし上半期に日本を訪れた韓国人観光客は339万5900人で、去年より42.5%増と急増し、訪日外国人観光客の中で、もっとも多くなっています。