ことし1月から3月までの第1四半期、韓国の10大グループの輸出実績が、去年の第1四半期に比べて4.8%増え、2014年以来の増加となりました。
韓国経済研究院が明らかにしました。
それによりますと、ことし第1四半期、韓国の10大グループに所属している上場企業47社の輸出額は合わせて134兆1000億ウォンに上り、去年の第1四半期に比べて4.8%増加しました。
業種別で見ますと、「電子」の増加率がもっとも高く、続いて「鉄鉱・金属」、「化学」などの順となっています。
一方、「造船」は去年に比べて12.5%減少し、依然として輸出不振の状態だということです。
これについて韓国経済研究院は、世界的な景気回復で第1四半期の輸出は増加しているものの、保護貿易主義を掲げる国が増加していることや、韓国とアメリカのFTA=自由貿易協定の再交渉などが輸出に悪影響をもたらす可能性があると指摘しています。