製造業の稼働率が最低の水準に落ち込みました。
統計庁のまとめによりますと、ことし4~6月の製造業の平均稼働率は71.6%でした。
これは2009年の第1四半期以来、最も低い水準で、工場10ヶ所のうち3ヶ所は廃業したリ、十分稼動していないことを意味します。
製造業の稼働率が低いということは、企業が新たな投資を控える可能性が高まることを意味し、雇用の減少、国内消費の減少につながるものと憂慮されています。
政府は最近、経済成長率の見通しを3%に上方修正するなどしていますが、半導体などの輸出が拡大している一方で、自動車や造船などの稼働率低下を見逃してはならないとの指摘が出ています。