先月30日から夏休みをとっている文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、2日、大宇（デウ）造船海洋に発注した潜水艦の引き渡し式に出席するために韓国を訪れているインドネシアのリャミザルド国防相と会談しました。
大統領府青瓦台の尹永燦（ユン・ヨンチャン）国民疎通担当首席秘書官によりますと、リャミザルド国防相は、文大統領が夏休みを過ごしている南部の慶尚南道鎮海（チネ）にある海軍基地を訪れ、およそ40分間会談したということです。
この会談で文大統領は、インドネシアが韓国の潜水艦を世界で初めて輸入したことに触れ、「両国の防衛産業の協力が発展して嬉しい。今後のインドネシアの潜水艦調達にも韓国が参加するチャンスが得られることを期待する」と呼びかけました。
また、文大統領は、韓国とインドネシアを含むASEAN=東南アジア諸国連合加盟国との関係を、日米中ロとの関係に次ぐレベルにまで発展させていきたいと強調しました。
文大統領が夏休み中にもかかわらず外国の国防省と異例の会談を行ったのは、インドネシアが韓国にとって最大の兵器輸出先であるためとみられています。