社員の評価を記した、いわゆる「MBC版ブラックリスト」が公開されたことから、地上波テレビやラジオなどの基幹局、MBCの社員がストライキに参加する動きが急速に広がっています。
MBCでは、会社側が、2012年のストライキに参加したかどうかや会社への忠誠度にもとづいて社員の評価を等級にしたブラックリストを密かにつくり、人事評価や部署への配属などに活用していたとする文書、いわゆる「MBC版のブラックリスト」が見つかりました。
これに反発するカメラマンやプロデューサーらは、今月9日から番組制作を拒否するストライキに入り、番組制作拒否のカメラマン、プロデューサーは110人を超えました。
さらに報道局の取材記者80人も11日朝からストライキに加わり、11日午前、ソウル市麻浦区上岩(マポグ・サンアム)にあるMBC社屋の前で記者会見を開き、社長の辞任を求めました。
これに対して会社側は、「この文書は経営陣も幹部も、誰一人見たことがない。虚偽の事実を流した者の法的責任を問う」とする立場を示しました。