韓米合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」が21日から韓国で始まります。
北韓は韓米合同軍事演習に強く反発していますが、韓国国防部は計画通り31日まで実施するとしています。
外交消息筋は14日、メディアのインタビューで、演習を合理的な規模に縮小することが検討されているとしました。
10日の国家安全保障会議常任委員会では、主要国と協力して韓半島の緊張緩和と平和定着のための措置を取っていくことを決めていて、その決定の後続措置の一環とみられます。
韓米合同軍事演習は、北韓による核やミサイルの脅威が高まるにつれて規模が拡大されましたが、軍内部からは、北韓を刺激することなく、通常の訓練でも北韓に対する抑止力を維持するのには問題がないとする指摘が出ていました。
ただ、ことしの「乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン」の規模を縮小するのは難しいものと見られます。
政府関係者は、メディアのインタビューで、数カ月前に計画が確定しており、この時点で規模を縮小するのは難しいとの見方を示しました。
一方で、来年の合同軍事演習の計画は10月に開かれる韓米安保協議会で決めるとしており、縮小する可能性もあることを示唆しました。
一方、国防部の関係者はこうした報道について、現時点では演習の規模縮小を検討していないとしました。