韓国産の卵から基準値を超える殺虫剤の成分が検出された問題で、 これまでに全国31の採卵鶏農場から殺虫剤の成分が検出されたことがわかりました。
農林畜産食品部と食品医薬品安全処によりますと、全数調査の対象となる全国の1239の採卵鶏農場のうち、17日までに876か所の卵について検査を終え、このうち合わせて31の農場で猛毒性の殺虫剤成分が検出されたということです。
殺虫剤成分が見つかった卵は、すべて廃棄処分となります。
また、殺虫剤成分が見つかった卵は、自然循環農法を取り入れた農場60か所からも見つかっており、一部の地域に限られていたものが、全国の農場で検出され、消費者の間で不安がさらに高まっています。
一方、検査で殺虫剤成分が見つからなかった農場で生産される卵は、全体の供給量の86.5%で、流通を続けられます。
農林畜産食品部は、全数調査を18日までに終了する方針です。