公共放送の性格を持つ民放MBCでは、社長の退陣を求めて社員がストライキに参加する動きが急速に広がっています。
MBCでは、会社側が、2012年のストライキへの参加の有無などにもとづいて、社員を等級付けしたブラックリストを密かにつくり、人事評価や部署への配属などの参考にしていたとする文書が見つかりました。
これに反発する社員らが、今月9日から番組制作を拒否するストライキに入り、番組制作拒否のプロデューサー、記者、カメラマンは280人を超えました。
さらにアナウンサー27人も18日朝からストライキに加わり、アナウンサーが進行するラジオの音楽番組は19日からナレーション抜きの音楽だけが放送されています。
MBCの労働組合は、24日から29日まで組合員を対象に全面ストライキに向けた投票を実施することにしており、可決されれば、2012年以来5年ぶりに社長の退陣を訴える全面ストライキに突入する見通しです。