輸入酒市場で、ビールのシェアが、ワインや洋酒を抜いて初めて1位となりました。
韓国貿易協会が22日、発表したところによりますと、ことし1月から7月までのビールの輸入額は、去年の同じ期間に比べて50.5%増加し、1億4392万ドルで、輸入酒市場で初めて1位となったということです。
輸入酒市場では、ワインが、おととし、初めて洋酒を抜いて、2年連続で1位となっていましたが、ことしは、ビールが追い拭きました。
2位は、ワインで、輸入額は1億1146万ドル、3位は、洋酒のほとんどを占めるウイスキーで8026万ドルでした。
ビールの輸入額は、2011年以来7年連続で20%を上回る増加を続けていて、2014年には初めて1億ドルを超えています。
輸入ビールのなかで、ことし、売上げ1位となったのは、日本産のビールで、2位は中国産、3位はドイツ産、4位はベルギー産、5位はアイルランド産の順でした。
ワインに続いてビールのシェアが拡大しているのは、健康志向で、「軽く一杯」の社会的雰囲気が広がっているためとみられます。
また、「家飲み」や「独り飲み」を好む人が増え、個性的なビールの人気が高まったのも背景にあるとみられます。
ことしの酒類全体の輸入額は、去年の同じ期間に比べて10.5%増えて、4億9821万ドルでした。
一方、韓国産の酒類の輸出額も、2.9%増えて2億1060万ドルでした。