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社会

生理用品で健康被害か 当局が調査に着手

Write: 2017-08-25 11:42:56Update: 2017-08-25 11:42:56

生理用品で健康被害か 当局が調査に着手

韓国の製紙メーカー「ケックタンナラ」の生理用ナプキン「リリアン」を使用したところ健康被害が出たとする消費者の声が上がっていることを受けて、韓国食品医薬品安全処が調査に乗り出しました。
一部の消費者は、「リリアンの生理用ナプキンを使用したところ、生理痛がひどくなった」、「生理不順になった」などと訴えています。
これを受けて、食品医薬品安全処は、「ケックタンナラ」を含め、生理用ナプキンメーカー5社に対する現場調査に取り掛かりました。品質に影響を与えるような違反が確認されれば、行政処分や製品回収などの措置をとるとしています。
市民団体の「女性環境連帯」は、生理用ナプキンを下着に付着するための接着剤に揮発性有機化合物が使われているが、今の検査ではこうした項目は含まれていないとして、有害物質の調査を強化するよう求めています。
消費者の不安が広がっていることを受けて、Eマートやホームプラスなど大型スーパーマーケットやコンビニでは、「リリアン」の販売を中止しました。
「ケックタンナラ」は、自社のホームページで製品の全成分を公開するとともに、自社の生理用ナプキン全製品について払い戻しを行うと発表しています。しかし、消費者の怒りはおさまらず、集団行動に乗り出す動きをみせています。
24日午後の時点で、1万6000人以上の消費者が集団訴訟を進めるインターネットカフェに登録し、訴訟に向けた準備に乗り出しました。
こうしたなか、保健福祉部は、低所得層の青少年への支援として、去年、7万人に「リリアン」を提供したと明らかにしました。

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