韓国と日本、中国では、PM2.5に付着している細菌類が類似していることが分かりました。
ソウル大学の研究グループが最近1年間、ソウルと長崎、北京で採取したPM2.5に付着した細菌類を分析した結果、ソウルと北京では細菌類の83%が類似していました。
また、ソウルと長崎では73%が類似していました。
3都市のPM2.5で発見された細菌類は、プロテオバクテリア、フィルミクテス、アクチノバクテリアの3種類が全体の67.3%を占めています。
季節的には冬と春に類似性が高く、夏は低いということです。
偏西風の影響を大きく受ける冬と春に類似性が高いのは、北京で発生したPM2.5に付着した細菌類がソウルを経て長崎まで飛来することを示唆するものと受け止められています。