前大統領の朴槿恵被告と友人の崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪などで、1審で懲役5年の実刑判決を言い渡された三星グループの事実上のトップで三星電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)被告が28日、判決を不服として控訴しました。
特別検察官も近く、控訴する予定です。
弁護団は、「1審と同じく、控訴審でも無罪を立証するのに総力を傾ける。量刑不当も主張するが、主なポイントは、事実誤認と法理誤解だ」と強調しました。
一方、特別検察官も29日または30日に、控訴するとしています。
特別検察官は、「1審で無罪とされた2つの財団への賄賂供与の疑いについて有罪を求めていく」としています。
また、「李被告についての控訴審は、早くても9月末か10月初めに始まるとみられ、前大統領の朴槿恵被告と友人の崔順実(チェ・スンシル)被告の収賄罪が立証されるよう、判決文を綿密に分析する」と話しています。
前大統領の朴槿恵被告と友人の崔順実(チェ・スンシル)被告の1審判決は、拘束期限を考えると10月中旬ごろになると予想されます。