MBC労組が KBSに続いてストライキに入ることになりました。
全国言論労働組合MBC本部は、今月24日から29日までストライキの賛否を問う投票を行い、組合員1758人のうち1682人が投票し、賛成1568票と、93.2%に上る圧倒的多数でストライキが可決されました。
ストライキは来月4日から始まります。
労組は、「これまでで最高の投票率と賛成率だった。社員たちがMBCの立て直しを切に求めていることがわかった」と話しています。
MBCでは、会社側が、2012年のストライキへの参加の有無などにもとづいて、社員を等級付けしたブラックリストを密かにつくり、人事評価や部署への配属などの参考にしていたとする文書が見つかり、これに反発する取材記者、プロデューサー、アナウンサーなど400人あまりがすでに制作拒否に入っています。
労組では、今回のストライキには、送出など放送に欠かせない部署も1人残らずストライキに参加させるとしていて、ストライキが始まれば、ニュースをはじめほとんどの番組が放送休止になるなど大きな影響が出そうです。
これに先立ち、KBSでも職員の80%が所属している2つの労組が、28日、来月4日と7日にそれぞれストライキに突入すると発表しました。
KBSの労組は、一次的には社長の退陣を、最終的には、公共放送の根幹である信頼性と公正性を回復し、視聴者の信頼を取り戻すことを目標に掲げています。