旧日本軍慰安婦被害者1人が30日、亡くなりました。94歳でした。
市民団体「挺身隊のおばあさんとともにする市民の集い」が30日、明らかにしました。
遺族の意思によって、身元は公開しないことにしたということです。
この女性は、1924年に咸鏡北道(ハムギョンブクド)清津(チョンジン)で生まれ、慶尚北道(キョンサンブクド)で育ちました。村の共同洗濯場で洗濯をしていたところ旧日本軍に連れて行かれ、慰安婦生活を強いられましたが、連行された時期は、正確に覚えていないということです。
日本による植民地からの解放後、帰国し、2001年7月、韓国政府の慰安婦被害者に登録しています。
韓国政府に登録された慰安婦被害者239人のうち生存者はこれで、35人になりました。