アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に対する中国の報復措置などの影響で、韓国でもこの夏、中国旅行の代わりに、日本を訪れた人が多いことがわかりました。
韓国の旅行会社最大手のハナツアーによりますと、8月の中国のパッケージ旅行の利用客は、去年の同じ月より36.7%も減少しました。
中国政府はことし3月15日から「サード(THAAD)」の韓国配備に反対する韓国への経済報復措置の一つとして、中国人の韓国団体旅行商品の販売を禁止しています。
これをうけて、韓国人の中国旅行も減ってきていて、その分、日本旅行が増えているものと分析されています。