公共放送MBCの金張謙(キム・ジョアンギョム)社長が、不当労働行為についての事情聴取のための出頭に応じなかったとして逮捕状が発行されたことについて、与野党は相反する立場を示しています。
与党ともに民主党は、「常識に基づいた法律に従ったものだ。
MBCの公正性が崩れ、ストライキが予告された状況で、金社長は自らやったことを自分で解決しなければならない」と述べました。
中道系の野党国民の党は、「この6-7年間続けられた不当労働行為を正すために厳正な法律の執行が行われることを期待する」としています。
一方、最大野党の自由韓国党は、1日の深夜、緊急最高委員会議を開き、
逮捕状の発行は政権の暴挙だ」として強く反発し、今後、通常国会のボイコットなどを含めた対応策について協議することにしています。
保守系野党「正しい政党」も、「逮捕状発行が適切だったのか疑問だ」としながら「政府の放送掌握と経営陣を退陣させるための意図があるなら遺憾なことだ」と指摘しています。