公共放送のKBSとMBCがストライキに入りました。
全国言論労働組合などによりますと、KBSとMBCの労働組合は、経営陣の退陣と公共放送の改革を要求し、4日からストライキに入りました。
ストライキには、KBSの労働組合は放送の送出などに関わる組合員を除く組合員が、MBCの労働組合はすべての組合員が参加するということです。
KBSは記者やプロデューサーなど1100人余りが、MBCは450人余りがすでにストライキに入っていて、時事番組だけでなく、芸能番組なども放送時間の短縮や放送中断が相次いでいます。
KBSは夜9時のニュースを20分に短縮する予定で、MBCは一部のラジオ番組の放送が事実上中断しています。
KBSとMBCの経営陣は今回のストライキについて、違法なストライキだとして、業務復帰命令や法的措置を検討するとしています。
KBSとMBCの労働組合が同時にストライキに入ったのは2012年以来、5年ぶりです。