韓国の7月の食品価格の上昇率が、OECD=経済協力開発機構加盟国平均の3倍を超えたことがわかりました。
統計庁とOECDが9日、まとめたところによりますと、韓国の7月の食品と飲料の価格上昇率は5.6%でした。
これはOECD加盟国の平均1.7%の3.3倍にあたり、上昇率が高かったトルコ、メキシコ、ラトビア、チェコについで5番目に高い上昇率でした。
食品価格がこのように高騰したのは、梅雨や猛暑などの影響で野菜や果物が値上がりしたことに加えて、一部の養鶏場の卵から体に有害な殺虫剤成分が検出されたことで卵の需給が不安定になり、卵の値段が高止まりしたことなどが影響したためとみられています。
食品は、高くなっても買わなければならないものだけに、値上がりで国民の生活はさらに苦しくなりそうです。