旧日本軍慰安婦被害者が、ベトナム戦争当時に韓国軍が犯した戦争犯罪について謝罪の意を示し、韓国政府に対して責任のある措置を求めるデモを始めました。
旧日本軍慰安婦被害者を支援する韓国挺身隊問題対策協議会の尹美香（ユン・ミヒャン）常任代表は、14日午前、ソウルのベトナム大使館の前で、韓国政府に対し、ベトナム戦争での韓国軍による民間人虐殺や性犯罪などの戦争被害者に謝罪し、法的な責任を果たすよう求める1人デモを行いました。
尹代表は、「ベトナム政府とベトナム人民に韓国国民として心から謝罪します」と韓国語とベトナム語で書かれたプラカードを掲げていました。
挺身隊問題対策協議会は10月31日まで、毎朝出勤時間に１人デモを続けていくとしています。
一方、13日、ソウル・日本大使館近くでは、「日本政府の謝罪と賠償」を求める1300回目の水曜集会が行われました。
1300回目の節目を迎え、元慰安婦被害者らは大統領府青瓦台を訪れ、ウン・スミ女性家族秘書官と面談し、おととし12月の韓日合意を破棄するよう求める要求書を手渡しました。