65歳以上の高齢運転者による交通事故が、ここ5年間で6割増加したことがわかりました。
交通安全公団が明らかにしました。
それによりますと、65歳以上の高齢運転者による交通事故の発生件数は、2012年には1万5190件でしたが、2016年は2万4429件に上り、5年間で60.8%増加したということです。
また、国内で発生した全ての交通事故のなかで、高齢運転者による交通事故の割合は、2012年は7%でしたが、2016年は11.3%となり、5年間で4.3ポイント上昇しました。
2016年現在、高齢運転者による交通事故の死亡者数は759人、負傷者数は3万5687人に上っています。
一方、2011年現在、運転免許を保有している人の数は3490万人で、このうち65歳以上の人は221万人でした。
運転免許保有者全体に占める高齢運転者の割合は、2011年は6.3%でしたが、2015年は8.8%に上り、毎年平均で0.6%ずつ上昇しています。