北韓の挑発に対する防衛手段 として韓国が原子力潜水艦を保有することについて、韓国とアメリカ政府が原則的に合意しており、近く公表するだろうと、
複数の韓国の政府高官が19日、明らかにしました。
韓国とアメリカは、今月4日に行われた両首脳による電話会談で、
韓国が開発・配備可能なミサイルの弾頭の重量制限を廃止することで合意していますが、韓国の政府高官が19日、メディアに述べたところによりますと、「文在寅大統領は、今回のアメリカ訪問で、(弾道の重量と射程を延ばす)ミサイル指針の改正だけでなく、プラスアルファを持ち帰るだろう。アルファは原子力潜水艦の保有だ」と述べました。
また別の政府高官も、「実務者レベルではすでに協議が終わっており、
ニューヨークで行われる韓米首脳会談の後、公開できる」と話しています。
韓国とアメリカは韓米原子力協定により、ウランの軍事的利用を制限していますが、原子力発電に利用する濃縮度3~5%のウランはアメリカから購入できることになっています。
韓国国立外交院のシン・ボムチョル教授は、「アメリカは核兵器の製造を禁止しているが、ウランを原子力発電や軍艦用燃料として使用することについては禁止していない」と話しています。