韓国は家計債務が増え続けていることが分かりました。
国際決済銀行のまとめによりますと、第1四半期のGDPに占める家計債務の割合は93%で、前の年に比べて4.6ポイント増えました。
問題は家計債務が急速に増えていることです。
国際決済銀行のまとめでは、調査対象の43カ国のうち、GDPに占める家計債務の割合が最も速く増えているのは中国で、次いで韓国となっています。
一方で、貸出金利の上昇が続いていて、債務負担も大きくなっています。
韓国銀行のまとめを見ますと、第1四半期の所得に占める債務返済額の割合である債務返済比率は12.5%で、過去最大となりました。
債務返済比率の増加率は、国際決済銀行が調査した17カ国のうち最も高くなっています。
家計債務は総額では1400兆ウォンを超えていて、経済全般に及ぼすマイナスの影響もあり、政府は来月にも家計債務の削減に向けた総合対策を発表することにしています。