提案者の名前を取って「金英蘭(キム・ヨンラン)法」と呼ばれる「不正請託禁止法」が施行されて27日で1年になりましたが、韓国の大企業の接待費が大幅に減少したことがわかりました。
企業の経営成果を評価する「CEOスコア」が、韓国の売上げ上位500企業のうち、接待費を公開した139社を対象に調べたところ、ことし上期の接待費はおよそ970億ウォンで、金英蘭法が施行される前の去年の上期に比べると15%減少しました。
また、調査対象となった企業のうち、全体の73.4%にあたる102社が「接待費を減らした」と答えていて、特に接待が多いといわれた業種では51.2%も減らしたとしています。
一方、同じ期間、調査対象となった会社の売上げは6.3%増加していて、接待の減少が売上げの減少とはならず、金英蘭法の立法効果が目立つ結果となっています。