韓半島の緊張が高まるなか、韓国の信用リスクがこの19か月でもっとも高くなりました。
韓国の「連合インフォマックス」がまとめたところによりますと、韓国の国債の5年ものCDS=クレジット・デフォルト・スワップ・プレミアムは今月20日、前の日に比べて3.23bp上がって68.63bp(1bp=0.01ポイント)になったということです。
これは5日連続で上昇したもので、去年2月11日以来で、もっとも高いものです。
CDSは、債券を発行した国や企業が破綻したときに損失を肩代わりしてもらえるデリバティブ(派生商品)で、CDSプレミアムが高まると、その国や企業がデフォルト(債務不履行)する可能性が高くなったことを意味します。
韓国のCDSプレミアムの上昇は、最近ニューヨークで開かれた国連総会でアメリカと北韓の非難の応酬が続いたことで、韓半島をめぐる緊張が高まったためとみられています。