先月9月の輸出が過去最高となりました。
産業通商資源部が1日、発表したまとめによりますと、9月の輸出は551億ドルで、去年に比べて35％増えて過去最高となりました。
輸出は11カ月連続で増えていて、9カ月連続で2桁台の増加率となっています。
輸出の増加は半導体や鉄鋼製品がけん引しています。
半導体は前年比で70％増加、鉄鋼製品は107.2％の増加、つまり去年の2倍を上回っています。
そして半導体や鉄鋼製品だけでなく、自動車、石油製品など、主力輸出品の10品目すべてが増加しました。
輸出が大きく増加したのは、10月の大型連休を控えて企業が前倒しで通関手続きを取ったこともありますが、アメリカとヨーロッパの景気回復の動きが反映しているという分析もあります。
産業通商資源部の関係者は、「世界経済の回復を受けて、先進国と途上国への輸出がともに伸びている。主要13品目のうち10品目が急増している」と話しています。