収賄罪などに問われている前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告の勾留期間が、最長で半年間延長されました。
朴槿恵前大統領の勾留期限は起訴から6か月となる来週16日ですが、検察は被告がほかの財閥からも賄賂を受け取っていたとして、裁判所に新たな逮捕状を請求しました。
これを受けてソウル中央地方裁判所は13日、検察側の請求を認めて新たな逮捕状を出し、「証拠を隠滅するおそれがある」として、朴槿恵前大統領は最長でさらに6か月間、拘置所で身柄を勾留されたまま裁判に出ることになりました。
朴前大統領の裁判をめぐっては、前大統領への賄賂の罪で起訴された三星電子の李在鎔副会長が、1審で懲役5年の実刑判決を言い渡されているため、前大統領も有罪となる可能性が高いとの見方が出ています。
韓国メディアは、検察側が来月中に証人尋問を終え、年内に一審判決が言い渡されるという見通しを伝えています。