持続可能な発展を目指しつつ、貧富の格差を解消することで国民の生活水準をバランスよく向上させることを目標とする「持続的成長」を成し遂げるためには、労働生産性を向上させる必要があるという主張が出されました。
国策研究機関の産業研究院によりますと、世界経済フォーラムが毎年発表する持続的発展指数の国別ランキングで、韓国は、世界の主要28か国のうち14位でした。
韓国の持続的成長は、国民の所得水準に比べて良好な水準となっているものの、インフラや職業訓練、雇用など政策面での評価が上位ランキングの国を下回っているということです。
さらに、2010年以来、労働生産性の成長率が鈍化し、持続的発展の妨げとなっているため、貧富の格差の解消や雇用率の向上を図る一方で、生産性を高めるための工夫が必要だということです。
一方、持続的発展指数がもっとも高いのはノルウェーで、続いてルクセンブルグ、スイス、アイスランドなどの順となっており、日本は24位でした。