朴槿恵政権の退陣を求めるろうそく集会に参加した韓国国民がドイツの非営利の政治財団「フリードリヒ・エーベルト」による人権賞を受賞することになりました。
朴前大統領の弾劾を求める集会を率いた「朴槿恵政権退陣非常国民行動記録記念委員会」が15日、発表したところによりますと、フリードリヒ・エーベルト財団が「2017エーベルト人権賞」の受賞者に朴槿恵政権の退陣を求めるろうそく集会に参加した1000万人の韓国国民を選んだということです。
財団は、選定の理由として、「平和的集会の自由は、民主主義に欠かせない構成要素で、韓国国民によるろうそく集会は、この重要な事実を世界の人々に改めて認識させるきっかけになった」と説明しています。
また、財団は、集会に参加したすべての人を代表して「朴槿恵政権退陣非常国民行動記録記念委員会」が受賞することになったと話しました。
フリードリヒ・エーベルト財団は、ドイツで初めて民主的な選出によって選出されたフリードリヒ・エーベルト大統領に因んで1925年に設立されました。
社会民主主義の理念と基本的価値を追求し、ドイツでもっとも歴史の長い財団とされます。
授賞式は12月5日、ベルリンで行われます。