三国時代である6世紀後半に製作されたものと推定される金銅三尊仏が、江原道(カンウォンド)襄陽郡(ヤンヤングン)から出土しました。
文化財庁が16日明らかにしました。
出土したのは三国時代のものとみられる「金銅菩薩三尊仏」で、江原道(カンウォンド)襄陽郡(ヤンヤングン)にある陳田寺址(チンジョンサジ)から出土したということです。
高さは8.7センチで、服のしわや台座の形から、6世紀につくられたものと推定されるということです。
三国時代の仏像が多くないうえ、出土地が明確で保存状態が良く、様式が洗練されていることなどから、国宝級と評価されています。
文化財庁は今後、精密調査を行い、仏像の持つ価値を判断するとしています。