康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が、旧日本軍慰安婦被害者らと懇談会を開きました。
外交部によりますと、康京和長官は17日、ソウル市内の公邸に慰安婦被害者と被害者の家族、支援団体関係者らを招いて、昼食会をかねた懇談会を開いたということです。
懇談会で、被害者らは、慰安婦問題の正しい解決を求め、今後もこの問題をめぐって政府と積極的にコミュニケーションできる場が設けられることを望むと述べました。
これに対して康長官は、「現在、外部の専門家によるタスクフォース(TF)を発足させ、韓国と日本の間で2015年に行われた慰安婦合意の交渉過程や全般的な内容について細かいところまで検証を行っている。最終的な結果が出れば、それにもとづいて、被害者をはじめ、国民の意見を収集し、慰安婦問題に対する政府の立場をまとめていく方針だ」と説明しました。
また、「慰安婦問題は、戦時の女性の人権問題として歴史の教訓として記憶されることが重要だ」と強調しました。
外交部は、「今回の懇談会は、被害者中心のアプローチとして、被害者や支援団体の声のヒアリングのため行ったもので、これからもこうした努力を続けていく」と話しました。