建設工事が一時中断している、釜山(プサン)市と蔚山(ウルサン)市にまたがる、出力がいずれも140万キロワットの新古里原発5号機と6号機の建設工事が再開することになりました。
建設工事が一時中断している新古里原発5・6号機について論議する「公論化委員会」は、20日、471人の市民陪審員の総合討論の結果を盛り込んだ政府勧告案を発表しました。
それによりますと、建設再開を求める意見が中断すべきの40.5%を上回り全体の59.5%を占めました。
文在寅大統領はことし春の大統領選挙で、新規の原発建設計画の白紙化、建設中の新古里原発5・6号機の建設工事中止を公約し、当選後の6月27日の閣議で、新古里原発5・6号機の建設工事の中止に向けて、公論化委員会を設置して国民の意見を聞き、市民陪審員に最終的な判断を委ねることを決めました。
政府は来週明けの24日の閣議で、公論化委員会の勧告案を議決する方針です。