朴槿恵前大統領を退陣に追い込んだ去年秋の最初のろうそく集会から28日で1年になるのを前に、21日夜、ソウルの光化門広場で再びろうそく集会が開かれます。
この集会は、セウォル号沈没事件の遺族らでつくる団体の「4.16連帯」が主催するもので、修学旅行中の高校生ら、死者行方不明304人を出した2014年4月のセウォル号沈没事件が、いまだに解明が進んでいない部分が多いことから、徹底した真相究明を求めて国会に2度目の特別調査委員会を設置するよう訴えることにしています。
集会は、21日午後7時から光化門広場で開かれ、セウォル号沈没の当日、当時の朴槿恵大統領が最初に事故の報告を受けた時間が後になって改ざんされていたことを示す報告書のファイルが見つかったことから、朴政権の責任を改めて追及することにしています。
また同じ保守の李明博(イ・ミョンバク)政権が、2012年の大統領選挙の際、軍や国家情報院を使ってインターネットでの世論操作をした疑惑 の解明などを求める集会が、同じく ソウルの光化門広場で午後5時から開かれます。