巨額の収賄罪などに問われて公判中の前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告は、「この裁判は法の名を借りた政治的な報復だ」と主張して裁判をボイコットする姿勢を示しましたが、朴槿恵被告を支持する保守系団体が、ソウル都心で21日、「朴槿恵氏の政治闘争宣言」を支持する集会を開きました。
朴槿恵氏に近い趙源震(チョ・ウォンジン)議員が自由韓国党の前身のセヌリ党を離党して作った「大韓愛国党」は、朴槿恵被告が16日の公判で、裁判所が勾留期限をさらに6か月間延長したことを「政治的な報復だ」と主張したことを受け、全国の保守系団体に対して、「朴槿恵氏の政治闘争宣言」を支持する大規模集会を開くよう呼びかけました。
これを受けて複数の保守系団体が21日午後、ソウルで「朴槿恵氏の政治闘争宣言」を支持し、釈放を求める集会を開きました。