文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、建設工事が中断している新古里原発5、6号機について、「建設工事を再開する」との声明を発表しました。
文在寅大統領は5月の大統領選で、「脱原発」を目指す方針を示し、新古里原発5、6号機の建設中止を公約に掲げていましたが、有識者らで構成する「公論化委員会」がこのほど、工事の再開を勧告したことを受けて、工事の再開を表明したものです。
新古里原発5、6号機の建設工事再開が決まったことで、文在寅政権で4基の原発が新たに稼動することになります。
ただ、文在寅大統領は、新規原発の建設計画を白紙化するほか、天然ガスや再生可能エネルギーの使用を拡大するなど、「脱原発」の方針を維持することを強調しました。