ソウル近郊の京畿道(キョンギド)議政府(イジョンブ)市の中心部にあったアメリカ軍基地が、市民のための安保・統一公園に様変わりしました。
議政府市は26日、近隣公園の竣工式を行いました。
議政府市のアメリカ軍基地は、韓国戦争以降60年近くアメリカ軍が使用し、2007年に韓国に返還されました。
議政府市は、財政上の理由から、北側と南側に分けられている敷地を北側から段階的に購入、開発し、返還から10年となることし、公園を完成しました。
公園は、安保・統一をテーマに、未来、現在、過去に分けられた空間に、ドイツから寄贈されたベルリンの壁の本物のかけら5つ、中国が制作し寄贈した、日本植民地時代の独立運動家で殉国の義士とされている安重根(アン・ジュングン)の銅像、韓米の友好関係を象徴する造形物などが展示され、噴水、散策路、緑地空間などが設けられています。
また、議政府市は26日、韓国駐留アメリカ軍第2師団の創設100周年を迎えて、第2師団と議政府市による思い出の品を納めたタイムカプセルの収納式を行いました。
タイムカプセルは、100年後の2117年に開封されます。