大統領直属機関である放送通信委員会は26日、MBCの大株主である韓国放送文化振興会の理事2人を新たに選任しました。
放送文化振興会は旧与党推薦の理事2人が最近辞退し、空席となっていました。
新たに選任された2人はいずれも現在の与党の「ともに民主党」が推薦した人です。
これで放送文化振興会は現与党推薦理事が過半数を占めることになり、早ければ来月2日にも理事会を開き、高永宙(コ・ヨンジュ)理事長の不信任案を上程する見通しです。
一方、旧与党の「自由韓国党」の議員らはこの日、放送通信委員会を訪れて抗議するなどしましたが、現与党推薦の理事が選任されると、国会の国政監査をボイコットし、放送通信委員会の監査は与党議員らだけで進められました。
「自由韓国党」の鄭宇澤(チョン・ウテク)院内代表は、「露骨な公共放送掌握の動きを座視できない」と反発、新たに選任された理事2人の任命効力停止仮処分を申請するとしました。