旧日本軍の慰安婦関連資料のユネスコ記憶遺産の登録審査をめぐり、日本メディアが、審査を行う専門家の委員会が登録するかどうかの判断を見送るとみられるとした報道について、韓国外交部の当局者は27日、「現在、審査手続きが進行中だ」と強調した上で、「ユネスコの手続きに従い、客観的かつ正当な審査が受けられるよう、できる限りの外交的努力を続けていく」との立場を明らかにしました。
この当局者は、また、「歴史的教訓として、慰安婦問題の真実を未来の世代に知らせていくための努力を続けていくというのが、韓国政府の一貫した立場だ」と述べました。
これに先立ち、日本のメディアは27日、登録の是非を審査するユネスコの国際諮問委員会がこのほどフランスのパリで開かれ、韓国や中国、日本などの市民団体が申請した慰安婦問題に関する資料について、関係国の対話が必要だとして、登録するかどうかの判断を保留することで一致したと報じています。